文明10年(西暦1478年)から530年間 清水寺で響いてきた梵鐘が、
今年 地元の清水寺門前会の皆さん初め多くの方々のお働きで
新調された。その開眼法要に出席させていただいた。
仏教会の方々初め、地域の皆さんなど大勢の方が列席されていた。
写真は、除幕されたその瞬間である。
閉会後、撞き初めということで私も並ばせて頂き、撞いてきました。
この梵鐘が、これから約500年響き続くと思うと、今日はまさにその500年へ向けての
出発の日。
500年後どんな世の中になっているのかと想像しつつ、
そしてこの清水寺周辺は、そんな時代でもいまと同じ風景を
残していて、どんな人たちがそのころの地域を支えているのかと思うと
ぞくぞくと感激の波が自分を覆っていくのでした。
500年先のその頃を見つめつつ、いま私たちが何をすべきなのか、
どんな街づくりを後世に残すべく取り組むべきなのか
改めて自分のおかれている責任を痛感しました。
明日からも先の先を見ながら、同時に足元も見つつがんばって参ります。
手元の「日本全史」を捲ってみると
文明10年(1478年)9月16日
応仁の乱が終局を向かえ、領国の周防に戻った大内政弘が一気に北九州を制圧したということ。
この5年後の文明15年(1483年)6月27日 足利義政が進めていた東山山荘(銀閣寺を含めた山荘)の中心部分の常御所(つねのごしょ)が完成。その後、そこでの生活が可能になると早速 義政は全工事の完了を待たずに山荘に移ったとのこと。
今日の法要は、つくづく歴史の流れを感じさせていただきました。
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