ある資料によると、5月8日の今日は「豊臣氏が滅亡した日」とのこと。
1615年大坂夏の陣でのことである。
近所に秀吉ゆかりの神社やお寺、遺跡や旧跡が多数あるので、
なおさら感慨深い日でもある。
現在、個人的に研究しているのが歴史をテーマにした観光振興策である。
昨年は、「源氏物語千年紀」をテーマに多くの方が入洛され、
京都の別の一面を堪能していただいた。
生活する私たちも「改めて源氏物語ってどんなお話だったっけ」とか
近所の源氏物語の遺跡を「この際だから見て歩いてみようか」とか、
またそれと連動して、京都でがんばる伝統文化產業に携わる皆さんが
源氏物語関連の作品をつくられたりと、
いろいろな広がりがつくれたのではないだろうか。
私は、観光振興のセールスに値する歴史の題材として
「秀吉と豊臣時代」も最も適当な題材のひとつであると考えている。
豊臣時代の栄枯盛衰、どれをとってもドラマになると思っている。
単にNHKの大河ドラマに便乗してだけの観光振興策は、
京都のように題材が沢山ある都市では、非常に勿体ないと思う。
積極的にNHKとは違った歴史の題材を取り上げてそれをテーマに新しい観光振興を図っていくことが、この京都には必要なのではないか。
京都には、それが出来る財産が想像以上に眠っていると思うのだが。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。