先日、地域でいつもお世話になっている団体の皆さんと一緒に
地元の元清水小学校で一斉清掃に参加しました。
風も強かったため、校舎内を皆さんと雑巾がけなどしての掃除に。
既に閉校して、5年以上経ちますがまだまだ明日からでも現役で使えるほど
しっかりした作りです。
建築好きな私は、掃除をする傍ら、その趣向を凝らしたデザインにうっとり。
昔ながらの作りの良さも含めて、やっぱり粋なデザインの学校です。
校舎全体は、鳳凰が羽を広げた形になっており、外壁の各所には
地元の伝統産業品である京焼・清水焼のパーツがあしらわれ、
内装はあちこちにこだわったデザインが。
じっくり堪能しながら約2時間の清掃時間もあっという間に過ぎ去りました。
役目を終えた学校かもしれませんが、ほこりを取り、汚れを取り磨くことで
どこかで学校が「ありがとう」とささやいている声が聞こえ、
心まで磨かれた感も抱けました。
この小学校、昭和の初期に建てられ、デザインは京都市の今でいう公共建築部。
先人の公共建築に対してのこだわりを強烈に感じました。
この学校、実は昨年公開の映画「日本のいちばん長い日」で
講堂が帝国陸軍戦略本部として使われているんです。
去年夏、映画館で見ながら、「あっ!ここはもしかしたら。」
とピンと来ていると、エンドロールでやっぱりでした。
こんな素敵な学校で学んでいた地元の生徒さんが非常に羨ましく
思うと同時に、皆さんと清掃できただけでも何だか一体感を
得られた気がしたところです。ありがとうございました。
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