6月の【早起き成蹊読書會】 開催のお知らせです!
参加自由です。予約も要りません。
ぜひ読了した一冊を携えてお越しください!
日時:平成29年6月10日(土) 午前7時半から8時半まで
場所:喫茶れもん 2階
(東大路泉涌寺道下ル東側デイリーヤマザキ隣)
☆各自で朝食を注文してください(コーヒー1杯でもOKです)
『朝食を取りながら、この1か月に自分が読んだ本を紹介しあ
い、お話しませんか!』
本を月1冊以上読みたいと思いながら、なかなか読めていない
のが現実ですよね。
この会を通して、月1冊 自分の好きな本を読んで紹介しあう
ことで自分の読書量を増やしてみませんか。
「桃李成蹊」読書量を増やし、自分を磨くことで人生に周囲を
惹きつける蹊(こみち)を成すことを目指してこの名前を付けま
した。
どなたでも大歓迎。当日突然参加も大丈夫。
ぜひのぞいてください!
(下の写真は5月度の読書會で読了紹介された本です)
今回、私が読了紹介したのはこの本。
ナチスドイツ、ヒトラーに徐々に制圧されていくドイツ社会。
そして多くの国民ばかりか国際社会までもがそれを支持し
歓迎している様子を、就任した駐独アメリカ大使家族それぞれの
世代や立場の目を通して描かれています。
今風の言葉で言うと「ヒトラーのドイツでもそんなに悪くないのでは」
という感じで世界が認識していくのは、当時の時代の空気を
的確に表現しているところです。
後世の私たちにとって、当時を判別することはたやすいこと。
しかしその渦中の人々がどう判断していったのかというのを
混ぜ物なしに素直に知ることは
歴史からメッセージを読み取るときには大切なことだと考えています。
登場人物が多くて何度も前に戻ったりということもありましたが、
当時の空気を丁寧に描写しているところは、素晴らしいかったです。
ここから現代を生きる私たちが何を学び取れるか、
が歴史から試されているのかもしれません。