今年になって入手に困った本がありました。新潮社の「幕末史」という本です。
年末に刊行されましたが、どたばたしてて購入できませんでした。
そこで新年に買いに行きましたが、軒並み大型書店では売り切れ続出。
新潮社のホームページには、在庫切れのお詫びの広告が掲載。
大河ドラマ「篤姫」のブームともあいまって、売れたんだとは思いますが。
幕末に関しては、多くの本があるにもかかわらずなぜこの本だけが
売り切れなのか、素朴な疑問でした。
増刷が出来たのか、先日購入できました。
読んでる最中ですが、これがなかなか面白く、わかりやすい。
本論から脱線した雑談もあったり、司馬遼太郎的な書き方も魅力です。
内容も含めて購入者が殺到したのかもしれません。
今の混沌とした時代と重ね合わせて、先人はこれをどう乗り越えてきたのか
どういう思いで生きてきたのか、大変勇気付けられます。
下手なビジネス書より、数倍も時代の送り方の参考になります。
本屋に立ち寄られる機会がありましたら、ぜひお手にとって見てください。