6月19日 伏見区の淀で「水垂収蔵庫開所式」が行なわれた。
私もくらし環境委員会のメンバーの一員として出席させて頂いた。
この収蔵庫で京都市内には、合計9箇所設置されたことになる。
今回の収蔵庫は、主にこの地帯の出土品を中心に納めていくとのこと。
目玉となる遺跡としては、「水垂遺跡」「長岡京跡の遺跡」「淀城跡の遺跡」
この3点が挙げられる。
館内は、2階建てで2回全部が、収蔵庫。
1階は、今回初めて収蔵のみならず、
皆さんにぜひ見ていただけるスペースを作るということで
「展示収蔵室」「貸し出し室」「図書室」「展示説明室」が
設置されている。
これが埋蔵出土品を保存しておく箱です。
この箱が、京都市では現在20万箱あり、日本でダントツに一番多いとのこと。
そして今でも出土しており、一年でこの箱にして5000箱の量になると言う。
そしてもっと困っていることを聞かせていただいた。
この出土品をいかに皆さんに見て、触って、体感して頂くかということ。
出土したものは、データを取り台帳に書き込み、整理番号を付けられ
先ほどの灰色の箱に収められ、積み重ねられて収蔵庫の中で眠ると言う。
そして余程のものでない限り、二度と誰にも見られることなく
永遠に眠ることになると言う。
そりゃ20万箱あれば、そういうことになるのは止むを得ないのかもしれません。
関係者の方は、何とかして少しでも永眠する出土品を減らしたい、
もっともっと多くの人に見てもらいたい、日々その方法を考えているという。
ぜひ、持って触ってながめて感じてもらいたいとのこと。
そんなことありませんと、私にも大小の壷から、瓦から触らせて頂いた。
思ったより薄く作ってあり驚いた。
こりゃ、持って触らない限り、そのすごさはわからない。
宣伝よろしく!とお願いもされた。
ぜひこういった機会を大々的に一緒になって作っていきたい。
太古の人たちと器を通じて、間接的につながっているなんて
すごいことだと思いませんか。
今日は、ものすごい経験をさせて頂いた。
ちなみにこの収蔵庫見学を希望の方は、075-761-7799 京都市文化財保護課
までお電話でお申込下さい。
見学は一応、平日の午前10時から午後4時まで。
団体等の見学については、上記に限らず調整・相談に乗ってくださるとのこと
ぜひとも一度足を運んでみてください。
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